こんにちは。自転車キャンプ歴3年のサイトウです。
突然ですがバイクパッキングの焚火台って迷いますよね。
少しググってみても自転車に積めないような大きなものから、組立式の小さなものまで様々です。
そこでこの記事では私が自転車キャンプを100泊以上してきた中でおすすめの焚火台を紹介します。
- バイクパッキングに適した焚火台を知りたい
- 自分のスタイルにぴったりの焚火台が欲しい
- バイクパッキングでユーザの多い焚火台が知りたい
この記事のまとめ
はじめにこの記事の結論からお伝えします。
- 自転車キャンプの焚火台を選ぶポイントは4つ
- 収納性のポイント
- ①重量
- ②収納サイズ
- 使用性のポイント
- ③設置サイズ
- ④調理できるか
- 以下3つの目的で最適な焚火台は異なる
- ①ライド目的
- ②鑑賞目的
- ③調理目的
- おすすめの焚火台6選はこちら
それでは具体的に解説していきます。
焚火台選び4つのポイント
まずは焚火台を選ぶにあたって重要なポイントを4つ紹介します。
自転車キャンプにもがっつり長距離ライドする人からポタリング程度でキャンプを楽しみたい人まで様々です。
そのため、収納性、使用性の観点から自分に合った焚火台を考えて行くことをおすすめします。
収納性のポイント
- ①重量
- ②収納サイズ
使用性のポイント
- ③設置サイズ
- ④調理できるか
収納性のポイント
①重量
重量はなるべく軽いものがよいですが、400g以下のものを選びましょう。
400g以下でも薪をバトニングせずに調理まで楽しめるサイズ感の焚火台があります。
ソロ用の焚火台であれば、400gを超えるものを選ぶ必要はありません。
②収納サイズ
自分のバイクバッグに収納できるものを選びましょう。
おすすめはフレームバッグに入る長物型の収納サイズです。
焚き火台はそれなりの重量があるので、バイクの重心に近いフレームバッグへの収納に適しています。
使用性のポイント
③設置サイズ
目的にあった設置サイズを選びましょう。
鑑賞用であれば市販の薪を使わずに、小枝が入るウッドストーブで十分です。
調理用の場合、薪割りせずに火をつけられるサイズだとナイフいらずでおすすめです。
④調理できるか
焚火台で調理する場合、五徳を設置する必要があります。
五徳が備え付けられているもの、もしくは別売りの五徳を設置するものを選びましょう。
目的別焚火台の選び方
ここまで焚火台選びのポイントを説明してきましたが、収納性と使用性はトレードオフの関係にあります。
調理のしやすい使用性の高い焚火台は、どうしても収納性の面で重量や収納サイズが大きくなります。
そのため「自身の自転車キャンプで何を重視するか」で最適な焚火台は変わってきます。
この記事では以下の3つの目的から焚火台の考え方、選び方を紹介します。
- ライド目的
- 鑑賞目的
- 調理目的
①ライド目的
ライド目的の方は思い切って焚火台は家に置いていきましょう。
ここでのライド目的とは
- 100km以上のロングライドで、
- キャンプ場では食事して寝るだけ
という方を想定しております。
焚火台は必須のギアではないため、自転車キャンプでは贅沢品に入ります。
なるべく軽量化したいライド目的の方は持っていかないことを推奨します。
②鑑賞目的
鑑賞目的の方にはネイチャーストーブを推奨します。
鑑賞目的とは調理はせずに、暖をとる、見て楽しむなどで焚火台を使う方を想定しています。
調理が必要ないので、市販の薪を使って長時間焚火する必要はありません。
落ちている小枝や松ぼっくりを集めて燃やすことをおすすめします。
焚火台は使用性(設置サイズ、調理できるか)は無視して、収納性(重量、収納サイズ)を重視しましょう。
結果、ネイチャーストーブが最適な選択肢となります。
③調理目的
調理目的の方には軽量コンパクトな焚火台をおすすめします。
調理目的の方は市販の薪を使って、長時間一定の火力を絶やさない必要があります。
薪を切ることなくそのまま乗せられて調理ができる軽量コンパクトな焚火台を選びましょう。
後ほどおすすめのソロ用焚火台を紹介します。
おすすめの焚火台6選
それではおすすめの焚火台を紹介していきます。
ここで紹介するものは私が実際に使っているものや、友人から借りたもの、購入を検討したものになるので自信を持っておすすめします。
比較表
6つの焚火台を一覧表にしたので気になるものを確認してみてください。
名前のリンクから詳細の解説箇所にジャンプできます。
重量 | 収納サイズ | 設置サイズ | 調理 | |
---|---|---|---|---|
VARGO: ヘキサゴンウッドストーブ | ◎ 116g | ◎ φ132×H12mm | △ φ127×H101mm | △ 可能だが不向き |
Firebox: ナノストーブ | ◎ 113g | ◎ W80×H6.35mm | △ W80×H120mm | △ 可能だが不向き |
EVERNEW: アルコールストーブ用スタンドDX | ◎ 86g | ⚪︎ φ82×H60mm | △ 上部スタンド:φ82×H60mm 下部スタンド:φ80×H50mm | △ 可能だが不向き |
PAAGO WORKS: ニンジャファイヤースタンドソロ | △ 400g | △ W400×D100×H20mm | ◎ W350×D250×H250mm | ◎ 可能 |
Bush Craft: ウルトラライトファイヤースタンド | △ 352g | △ W440×D70×H70mm | ◎ W350×D440×H80mm | ⚪︎ 可能 (五徳別売) |
ピコグリル: ピコグリル398 | × 495g | △ W335xD235xH10mm | ◎ W380xD250xH250mm | ◎ 可能 |
【鑑賞目的】おすすめのネイチャーストーブ3選
VARGO:ヘキサゴンウッドストーブ
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | ◎ | 116g |
収納サイズ | ◎ | φ132×H12mm |
設置サイズ | △ | φ127×H101mm |
調理できるか | △ | 可能だが不向き |
良い点
- バッグ側面に収納できる薄さ
- アルスト五徳としても使用可能
- ネイチャーストーブの中では薪投入口が広い
悪い点
- 市販の薪は使えず、調理に向かない
Firebox:ナノストーブ
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | ◎ | 113g |
収納サイズ | ◎ | W80×H6.35mm |
設置サイズ | △ | W80×H120mm |
調理できるか | △ | 可能だが不向き |
良い点
- バッグ側面に収納できる薄さ
- アルスト五徳としても使用可能
- ミニマムなデザイン
- 収納箱が火床になるためスパッタシート不要
悪い点
- 薪投入口が小さい
- 市販の薪は使えず、調理に向かない
EVERNEW:アルコールストーブ用スタンドDX
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | ◎ | 86g |
収納サイズ | ⚪︎ | φ82×H60mm |
設置サイズ | △ | 上部スタンドサイズ:φ82×H60mm 下部スタンドサイズ:φ80×H50mm |
調理できるか | △ | 可能だが不向き |
良い点
- 深型クッカー内にスタッキング可能
- アルスト五徳として使用可能
悪い点
- 薪投入口が小さい
- 市販の薪は使えず、調理に向かない
【調理目的】おすすめの焚火台3選
PAAGO WORKS:ニンジャファイヤースタンドソロ
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | △ | 400g |
収納サイズ | △ | W400×D100×H20mm |
設置サイズ | ◎ | W350×D250×H250mm |
調理できるか | ◎ | 可能 |
良い点
- フレームバックにジャストな収納サイズ
- バトニング不要
- 火床の下でも調理可能
- トングが五徳になる
悪い点
- 400gの高重量
- 組み立てに時間がかかる
個人的に火床の下でパンを焼けるのがよきです。
Bush Craft:ウルトラライトファイヤースタンド
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | △ | 352g |
収納サイズ | △ | W440×D70×H70mm |
設置サイズ | ◎ | W350×D440×H80mm |
調理できるか | ⚪︎ | 可能(五徳別売) |
良い点
- フレームバックにジャストな収納サイズ
- バトニング不要
- 火床の位置が低く、直火のような使用感
悪い点
- 352gの高重量
- 火床が低く、地面ダメージへの配慮が必要
- 五徳は別途購入が必要
直火のようなスタイルを楽しめる軽量焚火台。
火床が低いので、地面へのダメージには注意が必要。
ピコグリル:ピコグリル398
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
重量 | × | 495g |
収納サイズ | △ | W335xD235xH10mm |
設置サイズ | ◎ | W380xD250xH250mm |
調理できるか | ◎ | 可能 |
良い点
- 数秒で設営が可能
- 薄いためバッグの側面に沿って収納が可能
- バトニング不要
悪い点
- 495gでかなりの高重量
- ノート程ある収納サイズ
紹介している中では重いですが、設営しやすく使い勝手ならNo.1です。
自転車キャンプに限らずユーザが多いのも頷けます。
最後に
ここまでおすすめの焚火台を6つ紹介してきました。
オートキャンプとは異なり自転車キャンプでは必ずしも焚火台は必要ありません。
ご自身のバイクパッキングスタイルを考えながら焚火台を選んでみてください。
ここで紹介したものはどれも自信を持っておすすめできるので、迷っている方はこの中から選んでみてください!