【バイクパッキング】自転車キャンプのマットおすすめ9選 [ULキャンプ]

  • 2023年12月17日
  • 2024年5月12日
  • ギア

自転車キャンプのマット選びって大変ですよね。

  • 自転車に積載できるか
  • 寒さに耐えられるか
  • 寝心地が悪くないか…

など気にすることがたくさんあります。

実際私もマット沼にハマり様々なマットを試してきました。
その中で自転車キャンプに最適なマットの選び方のコツがわかりました。

この記事ではそんなマットマニアが絶対後悔しないマットを9つ紹介します。
快適性、収納性の観点から間違いのないマットが選べるようにどこよりもわかりやすく解説します。

 

  • 自転車キャンプでどんなマットを選べばいいかわからない
  • ずっと使えるマットがほしい
  • なるべく軽量に快適にキャンプしたい

 

マット以外にも自転車キャンプに必要なギアが知りたい方はこちら!準備に便利なパッキングリストも配布しています。

関連記事

こんにちは。バイクパッキング歴3年のサイトウです。突然ですが、自転車キャンプの準備ってとても大変ですよね。私も初めのうちはこんなことがありました。  そもそも何を準備すればよいのかわからない […]

自転車キャンプの準備物一覧

 

 

この記事のまとめ

この記事のまとめ

 

はじめにこの記事の結論からお伝えします。詳細はこの後解説するので読んででみてください。

 

  • 3シーズン、冬用マットを1つずつ用意すれば十分
  • 3シーズン用マットは収納性を重視してチョイス
  • 冬用マットは足までカバーできるサイズでR値4.0以上のものをチョイス
  • おすすめのマット9選はこちら

 

スリーピングマットの種類は3つ

マット3種類

 

マットの種類は大きく3つに分類されます。

それぞれにメリットデメリットがあるので解説していきます。

 

エアマットの特徴

エアマット

 

エアマットは軽量コンパクト性に優れたマットです。

自分で空気を入れて膨らませるマットで、他のマットと比較して厚みがあります。

メリット

  • 最も軽量コンパクト
  • 厚みがあり地面の凹凸を感じない

 

デメリット

  • 空気を入れる必要があり設営撤収に時間がかかる
  • パンクのリスクがある

 

インフレータブルマットの特徴

インフレータブルマット

 

インフレータブルマットは快適性、収納性のバランスに優れたマットです。

フォームが内蔵されており、バルブを開けると自動で膨張するマットです。(多少の空気注入は必要)

個人的には他のマットと比較してふかふかの寝心地の印象です。

メリット

  • 自動で空気が入るので設営が楽
  • フォームが内蔵されており寝心地がよい

 

デメリット

  • 重量が大きい
  • パンクのリスクがある

 

クローズドセルマットの特徴

クローズドセルマット

 

クローズドセルマットは、扱いやすくてお手軽なマットです。

1つ1つに気泡が内蔵されたウレタン製で、折り畳む or ロールすることで収納します。

他のマットのように空気を注入する必要がなく広げるのみで設営できます。

メリット

  • 価格が安い
  • パンクのリスクがなく耐久性が高い
  • 設営撤収のスピードが早い

 

デメリット

  • 収納サイズが大きい
  • 地面の凹凸を感じやすい

 

マット選びのポイント

快適性。収納性

 

マット選びのポイントは大きく快適性と収納性に分かれます。

特に自転車キャンプでは快適性をある程度犠牲にしつつも、収納性を重視することが重要です。

 

しかし、冬のような寒さ対策が必要な場面では快適性も取り入れなければなりません。

そのためマット選びは、3シーズン用、冬用の2つを購入することをおすすめします。

 

先に結論からお伝えすると以下の基準でマットを選んでいくことをおすすめします。

 

3シーズン用マット

  • サイズ:100~120cm(スモールサイズ)
  • R値:気にしなくてOK
  • 収納サイズ:なるべく小さいものがよいが、自身のパッキングスタイルに合わせて
  • 重量:300g以下

冬用マット

  • サイズ:160~180cm(レギュラーサイズ)
  • R値:4.0以上
  • 収納サイズ:嵩張るためパッキング方法で工夫
  • 重量:500g以下

 

それではポイントを詳しく解説します。

 

快適性のポイント

サイズ

3シーズン用マット

  • 寒さが気にならない季節では肩から腰までカバーできれば十分
  • 成人男性であれば100~120cm程度のサイズをチョイス

冬用マット

  • 寒さは末端の手足から冷えてくるため、肩~足先までカバーできるサイズ
  • 成人男性であれば160~180cm程度のサイズをチョイス

R値

3シーズン用マット

  • 寒さ対策が不要な季節ではR値はほとんど気にしなくてよい
  • R値4.0以下のものから選べば十分

冬用マット

  • 寒さ対策が必要な季節はR値4.0以上のものをチョイ
  • R値のカバー範囲が広いエアーマット1択

 

収納性のポイント

収納サイズ

3シーズン用マット

  • なるべく小さいものがおすすめだが、自身のパッキングスタイルに合わせてチョイス
  • クローズドセルでも積載可能

冬用マット

  • 3シーズンに比べて嵩張るのでパッキング方法で工夫

重量

3シーズン用マット

  • 好みのマットの種類で300g以下のものをチョイス

冬用マット

  • エアーマットで500g以下のものをチョイス

 

マットのおすすめ9選

おすすめマット9選

 

それではおすすめのマットを紹介していきます。

前述の通り、3シーズン用と冬用で選ぶ基準が異なるので、それぞれおすすめを紹介していきます。

 

ここで紹介するものは私が実際に使っているものや、友人から借りたもの、購入を検討したものになるので自信を持っておすすめします。

 

 

比較表

9つのマットを一覧表にしたので気になるものを確認してみてください。

マット名のリンクから詳細の解説箇所にジャンプできます。

3シーズン用マット

サイズR値収納サイズ重量
Thermarest:
ネオエアーウーバーライト スモール
⚪︎
51×119cm

2.3

15×8cm

170g
NEMO:
テンサー ミディアム

51×160cm

1.6
⚪︎
20×7cm

330g
NEMO:
ゾア ショート
⚪︎
51×122cm

2.7
⚪︎
20×10cm
⚪︎
295g
Puromonte:
PMT105
⚪︎
51×105cm
×
公表なし

27×12.5cm
⚪︎
275g
Thermarest:
Zライトソル スモール
⚪︎
51×130cm
⚪︎
2.0
×
51×10×4cm
⚪︎
290g
山と道:
UL Pad 15 S+
⚪︎
50×100cm
⚪︎
2.0
×
50×10cm

113g

 

冬用マット

サイズR値収納サイズ重量
Thermarest:
ネオエアーXライトNXT レギュラースモール
⚪︎
51×168cm

4.5
⚪︎
23×10cm

326g
Thermarest:
ネオエアーXサーモ レギュラー

51×183cm

7.3
⚪︎
23×11cm
⚪︎
439g
Nature Hike:
エアマット R5.8 マミー型 スモール
⚪︎
58×168cm
⚪︎
5.8
⚪︎
22×11cm
⚪︎
440g

 

3シーズン用マットのおすすめ6選

【エアマット】Thermarest:ネオエアーウーバーライト スモール

【エアマット】Thermarest:ネオエアーウーバーライト スモール
出典:株式会社モチヅキ

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎51×119cm
R値2.3
収納サイズ15×8cm
重量170g

メリット

  • 3シーズン用マットの中で最も軽量コンパクト性が高い
  • 春秋までは十分対応できるR値

 

デメリット

  • 価格が高い

 

 

サイトウ
3シーズン用マットの中ではファーストチョイスになります。
価格やThermarest特有の寝心地が気にならなければこちらがダントツでおすすめです。

 

 

【エアマット】NEMO:テンサー ミディアム

【エアマット】NEMO:テンサー ミディアム
出典:イワタニ・プリムス株式会社

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ51×119cm
R値2.3
収納サイズ⚪︎15×8cm
重量170g

メリット

  • 寝心地の評価が高い
  • 長めのサイズ感。枕併用で足までカバーできる

 

デメリット

  • 重量が300gを少しオーバー
  • 春秋は少し肌寒い

 

 

サイトウ
寝心地やサイズ感など快適性を重視する方はおすすめ。
特にULキャンプ界でユーザーが多いです。

 

 

【インフレータブルマット】NEMO:ゾア ショート

【インフレータブルマット】NEMO:ゾア ショート
出典:イワタニ・プリムス株式会社

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎51×122cm
R値2.7
収納サイズ⚪︎20×10cm
重量⚪︎295g

メリット

  • 春秋まで十分対応できるR値
  • 硬すぎず柔らかすぎない寝心地

 

デメリット

  • 収納サイズが少し大きい

 

 

サイトウ
快適性も収納性もあり、最もバランスの優れたマットです。

 

 

【インフレータブルマット】Puromonte:PMT105

【インフレータブルマット】Puromonte:PMT105
出典:株式会社HCS

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎51×105cm
R値×公表なし
収納サイズ27×12.5cm
重量⚪︎275g

メリット

  • 硬すぎず柔らかすぎない寝心地
  • 1万円以下でコスパがよい

 

デメリット

    • R値未公表で耐寒性はあまりない
  • 収納サイズが大きい

 

 

サイトウ
R値未公表ですが、春秋であれば十分使用できました。
かなり安いので迷ったらとりあえずこれを買ってもよいと思います。

 

プロモンテ PUROMONTE エアマット120 (MGRY/BLK) PMT120

 

関連記事

みなさんこんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。 早速ですが自転車キャンプのマット選びでこんな悩みを持っていませんか。 エアーマットやクローズドセルマットはよく眠れない...。 Therma[…]

PuromonteのPMTシリーズのコスパと寝心地が最高

 

【クローズドセルマット】Thermarest:Zライトソル スモール

【クローズドセルマット】Thermarest:Zライトソル スモール
出典:株式会社モチヅキ

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎51×130cm
R値⚪︎2.0
収納サイズ×51×10×4cm
重量⚪︎290g

メリット

  • 設営撤収が楽
  • アルミ蒸着が施されており、そこそこの耐寒性がある

 

デメリット

  • 折りたたみのクローズドセルのためパッキングに工夫が必要

 

 

サイトウ
クローズドセルマットのド定番。海外ユーザーが多いです。

 

 

【クローズドセルマット】山と道:UL Pad 15 S+

【クローズドセルマット】山と道:UL Pad 15 S+
出典:山と道

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎50×100cm
R値⚪︎2.0
収納サイズ×50×10cm
重量113g

メリット

  • 設営撤収が楽
  • ウレタンの密度が高く、そこそこの耐寒性がある
  • 風で飛ぶほどの軽量性

 

デメリット

  • ロール型のクローズドセルのためパッキングに工夫が必要

 

 

サイトウ
パッキングさえクリアできれば軽量で設営撤収が楽。
クローズドセルはパンクしないので椅子としても使えるよ。

 

山と道:UL Pad 15 S+ はこちら

 

冬用マットのおすすめ3選

【エアマット】Thermarest:ネオエアーXライトNXT レギュラースモール

【エアマット】Thermarest:ネオエアーXライトNXT レギュラースモール
出典:株式会社モチヅキ

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎51×168cm
R値4.5
収納サイズ⚪︎23×10cm
重量326g

メリット

    • 300g前後の軽量コンパクト性
  • 0度までなら対応できる保温性

 

デメリット

  • 価格が高い

 

 

サイトウ
冬用マットのファーストチョイス。-5度ぐらいまでであれば対応可能です。
Thermarestは価格がネック…。

 

サーマレスト ネオエアーXライト NXT レギュラーショート 寝袋 シュラフ マット 30320

 

【エアマット】Thermarest:ネオエアーXサーモ レギュラー

【エアマット】Thermarest:ネオエアーXサーモ レギュラー
出典:株式会社モチヅキ

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ51×183cm
R値7.3
収納サイズ⚪︎23×11cm
重量⚪︎439g

メリット

  • ハードな環境でも安心なR値7.3
  • 高いR値でありながら500gを切る重量

 

デメリット

  • 価格が高い

 

 

サイトウ
よりハードな寒冷地で使うマットにはこちらがおすすめ。

 

 

【エアマット】Nature Hike:エアマット R5.8 マミー型 スモール

【エアマット】Nature Hike:エアマット R5.8 マミー型 スモール
出典:Nature Hike

 

スペックと評価

評価スペック
サイズ⚪︎58×168cm
R値⚪︎5.8
収納サイズ⚪︎22×11cm
重量⚪︎440g

メリット

  • 冬用マットの中で1万円台で抜群のコスパ
  • 500gをきる軽量コンパクト性

 

デメリット

  • 中華メーカーのためR値は参考程度
  • Thermarestマットと比較して重量がある

 

 

サイトウ
冬用マットにお金をかけたくない方はこちらがおすすめ。
0度台で使ったけれど底冷えは感じなかったです。

 

 

最後に

エンディング

 

ここまでおすすめのマットを9つ紹介してきました。

改めて自転車キャンプでは収納性が最重要になります。
そのなかでもキャンプ地の環境や好みの寝心地でマットをチョイスしてもらえればよいと思います。

紹介したマットはどれも自信を持っておすすめできるので、迷っている方はこの中から選んでみてください!