自転車キャンプのマット選びって大変ですよね。
- 自転車に積載できるか
- 寒さに耐えられるか
- 寝心地が悪くないか…
など気にすることがたくさんあります。
実際私もマット沼にハマり様々なマットを試してきました。
その中で自転車キャンプに最適なマットの選び方のコツがわかりました。
この記事ではそんなマットマニアが絶対後悔しないマットを9つ紹介します。
快適性、収納性の観点から間違いのないマットが選べるようにどこよりもわかりやすく解説します。
- 自転車キャンプでどんなマットを選べばいいかわからない
- ずっと使えるマットがほしい
- なるべく軽量に快適にキャンプしたい
マット以外にも自転車キャンプに必要なギアが知りたい方はこちら!準備に便利なパッキングリストも配布しています。
こんにちは。バイクパッキング歴3年のサイトウです。突然ですが、自転車キャンプの準備ってとても大変ですよね。私も初めのうちはこんなことがありました。 そもそも何を準備すればよいのかわからない […]
この記事のまとめ
はじめにこの記事の結論からお伝えします。詳細はこの後解説するので読んででみてください。
- 3シーズン、冬用マットを1つずつ用意すれば十分
- 3シーズン用マットは収納性を重視してチョイス
- 冬用マットは足までカバーできるサイズでR値4.0以上のものをチョイス
- おすすめのマット9選はこちら
スリーピングマットの種類は3つ
マットの種類は大きく3つに分類されます。
それぞれにメリットデメリットがあるので解説していきます。
エアマットの特徴
エアマットは軽量コンパクト性に優れたマットです。
自分で空気を入れて膨らませるマットで、他のマットと比較して厚みがあります。
- 最も軽量コンパクト
- 厚みがあり地面の凹凸を感じない
デメリット
- 空気を入れる必要があり設営撤収に時間がかかる
- パンクのリスクがある
インフレータブルマットの特徴
インフレータブルマットは快適性、収納性のバランスに優れたマットです。
フォームが内蔵されており、バルブを開けると自動で膨張するマットです。(多少の空気注入は必要)
個人的には他のマットと比較してふかふかの寝心地の印象です。
メリット
- 自動で空気が入るので設営が楽
- フォームが内蔵されており寝心地がよい
デメリット
- 重量が大きい
- パンクのリスクがある
クローズドセルマットの特徴
クローズドセルマットは、扱いやすくてお手軽なマットです。
1つ1つに気泡が内蔵されたウレタン製で、折り畳む or ロールすることで収納します。
他のマットのように空気を注入する必要がなく広げるのみで設営できます。
メリット
- 価格が安い
- パンクのリスクがなく耐久性が高い
- 設営撤収のスピードが早い
デメリット
- 収納サイズが大きい
- 地面の凹凸を感じやすい
マット選びのポイント
マット選びのポイントは大きく快適性と収納性に分かれます。
特に自転車キャンプでは快適性をある程度犠牲にしつつも、収納性を重視することが重要です。
しかし、冬のような寒さ対策が必要な場面では快適性も取り入れなければなりません。
そのためマット選びは、3シーズン用、冬用の2つを購入することをおすすめします。
先に結論からお伝えすると以下の基準でマットを選んでいくことをおすすめします。
3シーズン用マット
- サイズ:100~120cm(スモールサイズ)
- R値:気にしなくてOK
- 収納サイズ:なるべく小さいものがよいが、自身のパッキングスタイルに合わせて
- 重量:300g以下
冬用マット
- サイズ:160~180cm(レギュラーサイズ)
- R値:4.0以上
- 収納サイズ:嵩張るためパッキング方法で工夫
- 重量:500g以下
それではポイントを詳しく解説します。
快適性のポイント
サイズ
3シーズン用マット
- 寒さが気にならない季節では肩から腰までカバーできれば十分
- 成人男性であれば100~120cm程度のサイズをチョイス
冬用マット
- 寒さは末端の手足から冷えてくるため、肩~足先までカバーできるサイズ
- 成人男性であれば160~180cm程度のサイズをチョイス
R値
3シーズン用マット
- 寒さ対策が不要な季節ではR値はほとんど気にしなくてよい
- R値4.0以下のものから選べば十分
冬用マット
- 寒さ対策が必要な季節はR値4.0以上のものをチョイ
- R値のカバー範囲が広いエアーマット1択
収納性のポイント
収納サイズ
3シーズン用マット
- なるべく小さいものがおすすめだが、自身のパッキングスタイルに合わせてチョイス
- クローズドセルでも積載可能
冬用マット
- 3シーズンに比べて嵩張るのでパッキング方法で工夫
重量
3シーズン用マット
- 好みのマットの種類で300g以下のものをチョイス
冬用マット
- エアーマットで500g以下のものをチョイス
マットのおすすめ9選
それではおすすめのマットを紹介していきます。
前述の通り、3シーズン用と冬用で選ぶ基準が異なるので、それぞれおすすめを紹介していきます。
ここで紹介するものは私が実際に使っているものや、友人から借りたもの、購入を検討したものになるので自信を持っておすすめします。
比較表
9つのマットを一覧表にしたので気になるものを確認してみてください。
マット名のリンクから詳細の解説箇所にジャンプできます。
3シーズン用マット
サイズ | R値 | 収納サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|---|
Thermarest: ネオエアーウーバーライト スモール | ⚪︎ 51×119cm | ◎ 2.3 | ◎ 15×8cm | ◎ 170g |
NEMO: テンサー ミディアム | ◎ 51×160cm | △ 1.6 | ⚪︎ 20×7cm | △ 330g |
NEMO: ゾア ショート | ⚪︎ 51×122cm | ◎ 2.7 | ⚪︎ 20×10cm | ⚪︎ 295g |
Puromonte: PMT105 | ⚪︎ 51×105cm | × 公表なし | △ 27×12.5cm | ⚪︎ 275g |
Thermarest: Zライトソル スモール | ⚪︎ 51×130cm | ⚪︎ 2.0 | × 51×10×4cm | ⚪︎ 290g |
山と道: UL Pad 15 S+ | ⚪︎ 50×100cm | ⚪︎ 2.0 | × 50×10cm | ◎ 113g |
冬用マット
サイズ | R値 | 収納サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|---|
Thermarest: ネオエアーXライトNXT レギュラースモール | ⚪︎ 51×168cm | △ 4.5 | ⚪︎ 23×10cm | ◎ 326g |
Thermarest: ネオエアーXサーモ レギュラー | ◎ 51×183cm | ◎ 7.3 | ⚪︎ 23×11cm | ⚪︎ 439g |
Nature Hike: エアマット R5.8 マミー型 スモール | ⚪︎ 58×168cm | ⚪︎ 5.8 | ⚪︎ 22×11cm | ⚪︎ 440g |
3シーズン用マットのおすすめ6選
【エアマット】Thermarest:ネオエアーウーバーライト スモール
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 51×119cm |
R値 | ◎ | 2.3 |
収納サイズ | ◎ | 15×8cm |
重量 | ◎ | 170g |
メリット
- 3シーズン用マットの中で最も軽量コンパクト性が高い
- 春秋までは十分対応できるR値
デメリット
- 価格が高い
価格やThermarest特有の寝心地が気にならなければこちらがダントツでおすすめです。
【エアマット】NEMO:テンサー ミディアム
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ◎ | 51×119cm |
R値 | △ | 2.3 |
収納サイズ | ⚪︎ | 15×8cm |
重量 | △ | 170g |
メリット
- 寝心地の評価が高い
- 長めのサイズ感。枕併用で足までカバーできる
デメリット
- 重量が300gを少しオーバー
- 春秋は少し肌寒い
特にULキャンプ界でユーザーが多いです。
【インフレータブルマット】NEMO:ゾア ショート
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 51×122cm |
R値 | ◎ | 2.7 |
収納サイズ | ⚪︎ | 20×10cm |
重量 | ⚪︎ | 295g |
メリット
- 春秋まで十分対応できるR値
- 硬すぎず柔らかすぎない寝心地
デメリット
- 収納サイズが少し大きい
【インフレータブルマット】Puromonte:PMT105
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 51×105cm |
R値 | × | 公表なし |
収納サイズ | △ | 27×12.5cm |
重量 | ⚪︎ | 275g |
メリット
- 硬すぎず柔らかすぎない寝心地
- 1万円以下でコスパがよい
デメリット
- R値未公表で耐寒性はあまりない
- 収納サイズが大きい
かなり安いので迷ったらとりあえずこれを買ってもよいと思います。
みなさんこんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。 早速ですが自転車キャンプのマット選びでこんな悩みを持っていませんか。 エアーマットやクローズドセルマットはよく眠れない...。 Therma[…]
【クローズドセルマット】Thermarest:Zライトソル スモール
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 51×130cm |
R値 | ⚪︎ | 2.0 |
収納サイズ | × | 51×10×4cm |
重量 | ⚪︎ | 290g |
メリット
- 設営撤収が楽
- アルミ蒸着が施されており、そこそこの耐寒性がある
デメリット
- 折りたたみのクローズドセルのためパッキングに工夫が必要
【クローズドセルマット】山と道:UL Pad 15 S+
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 50×100cm |
R値 | ⚪︎ | 2.0 |
収納サイズ | × | 50×10cm |
重量 | ◎ | 113g |
メリット
- 設営撤収が楽
- ウレタンの密度が高く、そこそこの耐寒性がある
- 風で飛ぶほどの軽量性
デメリット
- ロール型のクローズドセルのためパッキングに工夫が必要
クローズドセルはパンクしないので椅子としても使えるよ。
冬用マットのおすすめ3選
【エアマット】Thermarest:ネオエアーXライトNXT レギュラースモール
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 51×168cm |
R値 | △ | 4.5 |
収納サイズ | ⚪︎ | 23×10cm |
重量 | ◎ | 326g |
メリット
- 300g前後の軽量コンパクト性
- 0度までなら対応できる保温性
デメリット
- 価格が高い
Thermarestは価格がネック…。
【エアマット】Thermarest:ネオエアーXサーモ レギュラー
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ◎ | 51×183cm |
R値 | ◎ | 7.3 |
収納サイズ | ⚪︎ | 23×11cm |
重量 | ⚪︎ | 439g |
メリット
- ハードな環境でも安心なR値7.3
- 高いR値でありながら500gを切る重量
デメリット
- 価格が高い
【エアマット】Nature Hike:エアマット R5.8 マミー型 スモール
スペックと評価
評価 | スペック | |
---|---|---|
サイズ | ⚪︎ | 58×168cm |
R値 | ⚪︎ | 5.8 |
収納サイズ | ⚪︎ | 22×11cm |
重量 | ⚪︎ | 440g |
メリット
- 冬用マットの中で1万円台で抜群のコスパ
- 500gをきる軽量コンパクト性
デメリット
- 中華メーカーのためR値は参考程度
- Thermarestマットと比較して重量がある
0度台で使ったけれど底冷えは感じなかったです。
最後に
ここまでおすすめのマットを9つ紹介してきました。
改めて自転車キャンプでは収納性が最重要になります。
そのなかでもキャンプ地の環境や好みの寝心地でマットをチョイスしてもらえればよいと思います。
紹介したマットはどれも自信を持っておすすめできるので、迷っている方はこの中から選んでみてください!