自転車キャンプにはテントが必須。でも、テントを選ぶのってとても大変ですよね。
予算も重量もボリュームがあるので、私もギアの中で1番迷いました。
そんな私も自転車キャンプを3年する中で、友達から借りたものも含めれば10以上のテントを利用してきました。
この記事ではそんなテントマニアが絶対後悔しないテントを8つ紹介します。
快適、軽量で間違いのないテントが選べるようにどこよりもわかりやすく解説します。
- 自転車キャンプでどんなテントを選べばいいかわからない
- テントの買い替えを考えている
- なるべく軽量に快適にキャンプしたい
テント以外にも自転車キャンプに必要なギアが知りたい方はこちら!準備に便利なパッキングリストも配布しています。
こんにちは。バイクパッキング歴3年のサイトウです。突然ですが、自転車キャンプの準備ってとても大変ですよね。私も初めのうちはこんなことがありました。 そもそも何を準備すればよいのかわからない […]
この記事のまとめ
はじめにこの記事の結論からお伝えします。詳細はこの後解説するので読んででみてください。
- 自転車キャンプには「自立式テント」か「1ポールテント」がおすすめ
- 「快適」「軽量」「コスパ」で選んだおすすめテント8選はこちら
- 初めてで迷ったら快適枠をチョイスするとよい
「自立式テント」か「1ポールテント」がおすすめ
自転車キャンプには「自立式テント」か「1ポールテント」をおすすめします。
ここからなぜおすすめなのか、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
登山に比べると標高が低いとはいえ、硬い地面や強風など環境が必ずしもよいとは言えません。
環境面も考慮してテントを比較していきます。
自立式テントのメリット・デメリット
自立式テントは快適性と軽量性のバランスに優れています。
初心者やライドよりキャンプ重視の方におすすめです。
- 地面の状況が悪くても設営ができる
- テントの張り直しが簡単
- 強風に強い
デメリット
- ポールがテント付属のものから変更できず、サイズが大きくなりがち
- テントの張り方が固定される
1ポールテントのメリット・デメリット
1ポールテントは軽量コンパクトさに秀でていますが、快適性は少し劣ります。
キャンプよりライド重視の方におすすめです。
- ポール1本のみで設営できて、軽量コンパクト
- 設営のスピードが早い
- テント張り方に柔軟性がある
デメリット
- 地面の状況によっては設営が困難な場合がある
- テントの張り直しに時間がかかる
【快適・軽量・コスパ】おすすめテント8選
おすすめのテントを「快適」「軽量」「コスパ」のジャンルから1つずつ選びました。
住んでいる環境や予算によって最適なテントが異なるためです。
具体的には以下の基準で選んでいます。
- 快適 … 雨天時や気温が低い環境でも快適に過ごせる
- 軽量 … 1kg以下で持ち運びしやすい
- コスパ … 1~2万円で購入が可能
私が使っているものや購入を検討したものを紹介しているので、自信を持っておすすめします。
また、自立式、1ポールテント以外からも用途によっては使いたいと思ってるテントを2つ紹介します。
比較表
8つのテントを一覧表にしたので気になるものを確認してみてください。
快適性 | 軽量性 | 収納性 | コスパ * | ||
---|---|---|---|---|---|
自立式 | PAAGO WORKS: NINJA TENT | ◎ 前室、キャノピーあり | ⚪︎ 1,160g | △ 45×15cm | △ 59,400円 |
Helitage: CROSS OVER DOME 2G | △ 悪天候に弱い | ◎ 700g | ◎ 20×9cm | △ 60,500円 | |
BUNDOK: SOLO DOME 1 | ◎ 前室、キャノピーあり | × 1,880g | △ 38×15cm | ◎ 14,800円 | |
1ポール | Pre Tents: SOLOIST | ◎ 前室、キャノピーあり | ⚪︎ 1,009g | △ 40×15cm | △ 59,400円 |
Six Moon Designs: Lunar solo | ⚪︎ 前室あり | ◎ 720g | ⚪︎ 28×11cm | △ 64,900円 | |
3F UL GEAR: Lanshan 1 | ⚪︎ 前室あり | ◎ 840g | △ 34×15cm | ◎ 22,000円 | |
その他 | PAAGO WORKS: NINJA SHELTER | ◎ 空間広い | ⚪︎ 1,160g | △ 45×15cm | ⚪︎ 46,200円 |
Outdoor Research: Helium Bivy | × 寝るのみの空間 | ◎ 448g | ⚪︎ 31×9cm | ⚪︎ 33,000円 |
* 2023年11月時点
自立式テントのおすすめ
【快適枠】PAAGO WORKS:NINJA TENT
評価
快適性 | ◎ | 収納性 | △ |
---|---|---|---|
軽量性 | ⚪︎ | コスパ | △ |
スペック
サイズ | W220×D120×H105cm |
---|---|
ファブリック | 30Dナイロン シリコンコーティング |
耐水圧 | 3,700mm(フライシート、インナーテントボトム部分) |
収納サイズ | 45×15cm ※非専用スタッフサック格納時:25×15cm |
重量 | 1,160g |
- キャノピーはねあげできるので雨でもキャンプを楽しめる
- 収納袋がそのままバイクパッキングに使える
- ポールがかさばる
【軽量枠】Helitage:CROSS OVER DOME 2G
評価
快適性 | △ | 収納性 | ◎ |
---|---|---|---|
軽量性 | ◎ | コスパ | △ |
スペック
サイズ | W210×D100×H105cm |
---|---|
ファブリック | 15Dナイロンリップストップ・透湿ポリウレタンコーティング |
耐水圧 | 耐水圧1,000mm/平方センチ、透湿量8,000g/平方メートル/24hr |
収納サイズ | テント:20×9cm、ポール:38cm |
重量 | 700g |
- 1kgを大きく下回る700gで軽量性
- コンパクトで収納場所に困らない
- 耐水圧が低く、雨や結露に弱い
快適性を犠牲にしても軽量コンパクトさを手に入れたい方におすすめ。
【コスパ枠】BUNDOK:SOLO DOME 1
快適性 | ◎ | 収納性 | △ |
---|---|---|---|
軽量性 | × | コスパ | ◎ |
スペック
サイズ | W200×D150×H115cm |
---|---|
ファブリック | フライ:ポリエステル インナー:ポリエステルメッシュ フロア:ポリエステル 入口&窓:ポリエステルメッシュ |
耐水圧 | 約3,000mm |
収納サイズ | 38×15×15cm |
重量 | 1,880g |
- 1万円台でありながらNINJA TENTと変わらない快適性
- 約1.9kgの重量負荷
- サイズが大きく収納に困る
1ポールテントのおすすめ
【快適枠】Pre tents:Soloist
快適性 | ◎ | 収納性 | △ |
---|---|---|---|
軽量性 | ⚪︎ | コスパ | △ |
スペック
サイズ | W250×D135×H125cm |
---|---|
ファブリック | フライ:30D リップストップナイロン66 両面シリコン ボディ:15D ナイロンメッシュ フロア:30D リップストップナイロン66 PUコーティング |
耐水圧 | フライ:2,000mm フロア:3,000mm |
収納サイズ | 40×15cm |
重量 | 1,009g |
- 1ポールテントでは珍しくキャノピーはねあげできて快適
- ポール抜きで約1kgの軽量性
- 収納サイズが大きい
【軽量枠】Six Moon Design:Lunar Solo
快適性 | ⚪︎ | 収納性 | ⚪︎ |
---|---|---|---|
軽量性 | ◎ | コスパ | △ |
スペック
サイズ | W267×D199×H122cm |
---|---|
ファブリック | フライ:20D シリコンコーティングポリエステル フロア:40D シリコンコーティングポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
収納サイズ | 28×11cm |
重量 | グレー:690g グリーン:720g |
- 700g前後で超軽量、収納もコンパクト
- 軽量ながら耐水圧も3,000mm。ある程度の雨には耐えられる
- 結露には注意が必要
シングルウォールテントなので、結露には要注意です。
【コスパ枠】3F UL Gear:Lanshan 1
評価
快適性 | ⚪︎ | 収納性 | △ |
---|---|---|---|
軽量性 | ◎ | コスパ | ◎ |
スペック
サイズ | W270×D170×H125cm |
---|---|
ファブリック | フライ:20Dシルナイロン インナー:15Dナイロン |
耐水圧 | 約6,000mm |
収納サイズ | 34×15cm |
重量 | 840g |
- 2万円前後で安価
- 1kgを下回る軽量コンパクト性
- 中華製のため耐久性や耐水圧には注意
使っているけどいまのところ故障はないし最初はLanshan1でいいかも。
みなさんこんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。 早速ですが自転車キャンプのテント選びでこんな悩みを持っていませんか。 自転車キャンプをしてみたいけれど、どんなテントがよいかわからない...。[…]
その他のおすすめ
【グループライド】PAAGO WORKS:NINJA SHELTER
評価
快適性 | ◎ | 収納性 | △ |
---|---|---|---|
軽量性 | ⚪︎ | コスパ | ⚪︎ |
スペック
サイズ | W380×D220×H140cm |
---|---|
ファブリック | 20D ポリエステル |
耐水圧 | – |
収納サイズ | 45×15cm ※非専用スタッフサック格納時:25×15cm |
重量 | 1,150g |
- 2~3人用で設営時のサイズが大きく超快適
- 1.15kgで軽量。収納袋がそのままバイクパッキングに使える
- フロアレスのためテントとして使うには付属のNINJA NESTが必要
友達からのリピートレンタルががとても多いです。
みなさんこんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。自転車キャンプをしていると、グループや日帰りのライドの時はテントはいらないけど、日よけやプライベートな空間が欲しい...。こんなこと思ったことはありませんか?そ[…]
【ライド特化】Outdoor Research:Helium Bivy
快適性 | × | 収納性 | ⚪︎ |
---|---|---|---|
軽量性 | ◎ | コスパ | ⚪︎ |
スペック
サイズ | W66×D208×H50cm |
---|---|
ファブリック | アッパー:30D リップストップナイロン フロア:40D ポリウレタンラミネート メッシュ:ポリエステル |
耐水圧 | ※完全防水 |
収納サイズ | 31×9cm |
重量 | 448g |
- 500g以下でかなり軽量コンパクト
- テント内では寝るのみ。快適性はない
- 雨天時に煮炊きするスペースがない
迷ったら快適枠をチョイス
ここまでおすすめのテントを8つ紹介してきました。気になるテントは見つかりましたか?
特に最初のテントは安価なものを選ぶか、買い替えのない高機能のものを選ぶかで迷うと思います。
少なくともここで紹介したテントは利用者の評価が高いので失敗はないです。
初めてで迷っている方は快適枠から選ぶといいと思います。
もちろん予算が限れている方はコスパ枠の2モデルを選んでもらえれば、満足感は高いと思います。