自転車キャンプにはシュラフが必須だと思っていませんか?
軽量コンパクト性がポイントの自転車キャンプでは必ずしもシュラフが必要だとは限りません。
私が100泊以上自転車キャンプをしていく中でたどり着いた結論としては、
冬以外はシュラフ不要だと思っています。
この記事では自転車キャンプの就寝具を検討している方に向けて、
軽量コンパクト性の高い就寝具を紹介していきます。
- 自転車キャンプでどんな就寝具を選べばいいかわからない
- 軽量コンパクトで耐寒性がある就寝具を知りたい
就寝具以外にも自転車キャンプに必要なギアが知りたい方はこちら!準備に便利なパッキングリストも配布しています。
こんにちは。バイクパッキング歴3年のサイトウです。突然ですが、自転車キャンプの準備ってとても大変ですよね。私も初めのうちはこんなことがありました。 そもそも何を準備すればよいのかわからない […]
この記事のまとめ
はじめにこの記事の結論からお伝えします。
- 就寝具選びはキャンプ地の最低気温別に考える
- 防寒性はもちろんですが、自転車キャンプでは軽量コンパクト性を追求する
- 冬以外ならシュラフは必須ではない
- おすすめの就寝具9選はこちら
就寝具選び3つのポイント
自転車キャンプでの就寝具選びのポイントは以下の3点です。
- 最低気温別に就寝具を検討
- 防寒性を担保しつつ、軽量コンパクト性を追求
- シュラフは必須ではない。シーツ、シュラフカバーを活用
詳しく各ポイントを解説していきます。
最低気温別に就寝具を検討
自転車キャンプをする時は必ず最低気温をチェックします。
基本的に最低気温が夜寝ている間の気温になることが多いからです。
地域にもよりますが関東付近では夏は20~25度、春秋は10~20度、冬は10度以下の装備を検討しましょう。
逆に冬はキャンプしないと割り切れば、10度以上耐えられる装備を検討すればOKです。
防寒性を担保しつつ、軽量コンパクト性を追求
前述の最低気温に耐えられる防寒性は必ず担保します。
その中でどれだけ軽量コンパクトにできるかが自転車キャンプでは重要です。
一般的にオートキャンプで使うようなシュラフでは寒さは耐えられても、軽量コンパクト性がない場合が多いです。
シュラフは必須ではない。シーツ、シュラフカバーを活用
必ずシュラフを使う必要はありません。
シュラフはギアの中でもテントの次に重量が大きくなり、収納サイズも大きいです。
私は最低気温が10度を下回るまではシュラフを使いません。
シーツ、シュラフカバーを併用すれば、シュラフなしでも十分睡眠が取れます。
シュラフがない分軽量コンパクトになるのでとてもおすすめです。
就寝具のおすすめ紹介
前述の通り、自転車キャンプでは必ずシュラフを使う必要はありません。
ここでは、就寝ギアであるシーツ・シュラフカバー・シュラフの3カテゴリでおすすめを3つずつ紹介します。
私はそれぞれを最低気温別に使い分けています。
上記の図を参考にみなさんが自転車キャンプをするシーズンによって、必要となるギアを確認してみてください。
ここからは私が実際に使ったものや購入を検討したもの、ユーザが多いものなど買って後悔しないおすすめのシーツを紹介していきます。
シーツのおすすめ3選
シーツの役割と選ぶ際に重視するポイントは以下になります。
- 汗を吸って逃す
- 快適な寝心地
- 限界温度の引き上げ
- 吸水性
- 透湿性
- 加算温度
- 軽量コンパクト性
Cocoon:マミーライナー 100%リップストップシルク
サイズ | 215×85cm |
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収納サイズ | 13×6cm |
ファブリック | リップストップシルク100% |
重量 | 120g |
加算温度 | 5.3度 |
- シルクのため肌触りが心地よい
- リップストップのため耐久性に優れている
- 透湿性に優れ、朝まで蒸れを感じない
- 保温性に優れ、限界温度を5.3度引き上げる
みなさんこんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。 早速ですがキャンプのスリーピングギアでこんな悩みを持っていませんか。 スリーピングギアが重すぎる...。 シュラフだと軽量コンパクト化が難し[…]
Nature Hike:インナーシーツ
サイズ | 200×80cm |
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収納サイズ | 19×9cm |
ファブリック | ポリアミド繊維80%、弾性繊維20% |
重量 | 350g |
加算温度 | 8~10度 |
- 3000円以下でコスパが高い
- 軽量コンパクト性で少し劣る
- メーカー公表の加算温度は少しおおげさ?
STATIC:ADRIFTライナー
サイズ | 180×70cm |
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収納サイズ | 20×11cm |
ファブリック | Octa®CPCP®ポリエステル100% |
重量 | 230g |
加算温度 | 公表なし |
- 帝人Octaを採用した優れた保温性
- シュラフカバーとの併用により最低7度まで耐えられる
シュラフカバーのおすすめ3選
シュラフカバーの役割と選ぶ際に重視するポイントは以下になります。
- シュラフの濡れを防ぐ
- 体温反射による保温力向上
- 防水性
- 透湿性
- 保温力
- 軽量コンパクト性
SOL:エスケープビビィ・エスケープライトビビィ
サイズ | 213×81cm(208×81cm) |
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収納サイズ | 17×11cm(15×8cm) |
ファブリック | アルミ蒸着加工を施した特殊フィルム+ポリエステルシート |
重量 | 241g (156g) |
- アルミ蒸着を施し、体温の70%を熱反射する保温力
- タイベックの耐水性
- 軽量コンパクト性
murako:タイベックサーモスリーピングバッグプロテクター
サイズ | 220×86cm |
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収納サイズ | 20×13cm |
ファブリック | タイベック ®︎シルバー(ポリエチレン, アルミニウム) |
重量 | 265g |
- アルミ蒸着を施し、体温の80%を熱反射する保温力
- タイベックの防水性
- モノトーンカラーのデザイン性
ISUKA:ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー ウルトラライト
サイズ | 209×87cm |
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収納サイズ | 22×8cm |
ファブリック | ゴアテックス インフィニアム |
重量 | 360g |
- ゴアテックスインフィニアムの防水性
- タイベック製と比較して軽量コンパクト性で劣る
シュラフのおすすめ3選
シュラフの役割と選ぶ際に重視するポイントは以下になります。
シュラフはダウンと化繊に分かれますが、自転車キャンプでは軽量コンパクトなダウンシュラフをおすすめします。
- ダウンによる保温
- 対応温度
- ダウングレード
- 軽量コンパクト性
Cumulus:Quilt 350
タイプ | キルト型 |
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収納サイズ | 22×16cm |
快適温度 | 2度 |
限界温度 | -4度 |
ダウングレード | 850FP |
重量 | 600g |
- 潰れてしまう背面ダウンを無くしたキルト型にすることで軽量化
- 850FPの高品質ダウングレード
mont-bell:シームレスダウンハガー800 #3
タイプ | マミー型 |
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収納サイズ | 26×13cm |
快適温度 | 4度 |
限界温度 | -1度 |
ダウングレード | 800FP |
重量 | 531g |
- シームレス化することでコールドスポットがなく暖かい
- 800FPの高品質ダウングレード
- コスパの高さ
NANGA:ミニマリスム ハーフ
タイプ | マミー型 |
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収納サイズ | 20×10cm |
快適温度 | 公表なし |
限界温度 | 0度 |
ダウングレード | 770FP |
重量 | 265g |
- フード部分を無くすことで軽量化
- 770FPの最低限のダウングレード
- 265gで軽量
最後に
ここまでおすすめの就寝具を9つ紹介してきました。
自転車キャンプではなるべくシュラフを持っていかないことが軽量化のポイントです。
ぶっちゃけ冬にキャンプしなければシーツとシュラフカバーで十分です。(関東圏なら)
ご自身のキャンプスタイルや目的地の最低気温に合った就寝具をチョイスしていただければよいと思います。