【リスト配布】自転車キャンプに必要な準備物一覧 [バイクパッキング]

こんにちは。バイクパッキング歴3年のサイトウです。

突然ですが、自転車キャンプの準備ってとても大変ですよね。
私も初めのうちはこんなことがありました。

 

  • そもそも何を準備すればよいのかわからない
  • 不安なまま当日をむかえて、キャンプ場で忘れていることに気づく

 

しかし100泊以上の自転車キャンプを経験する中で、持ち物を可視化する重要性に気づきました。
リストを作成してプランニングをするようになってからは、準備の時間や忘れ物が大幅に削減できています。

この記事では当時の私のような自転車キャンプの準備で困っている方に向けて、必要な準備物について丁寧に解説していきます。

 

  • 自転車キャンプで何を準備すればいいの?
  • 忘れ物を防止するにはどうしたらいいの?
  • 準備の時間をなるべく短縮したい

 

実際のパッキング事例が気になる方はこちらで解説しているので読んでみてください。

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この記事のまとめ

この記事のまとめ

 

とにかく結論を知りたい方に向けて、この記事の内容をまとめました。

 

  • ギア選びのポイントはこの2つ
  • 軽量 … ベースウェイト7~8kgを目安に
  • コンパクト … バイクバッグに入る収納サイズで
  • ギア選びは以下の5ジャンルで考えると思考を整理できる
  • 必需品 … 旅行、キャンプで必ず必要になるもの
  • …宿泊時の住居、睡眠に関係するギア
  • … 調理用品、食料に関係するギア
  • … 行動中、就寝時のウェア
  • 自転車 … 自転車に関係するアクセサリー、工具
  • 自転車キャンプの準備はリストを使うと便利
  • リストはこちらからダウンロード
  • リスト利用のメリットは「忘れ物防止」「準備時間の短縮」「改善につながる」

 

この記事の最後で私が自転車キャンプをしていく中で作成したパッキングリストを配布しています。

とにかくリストがほしい方は[4.2 リスト配布]までジャンプしてください。

それまでにギア選びのポイントや必要な準備物を解説しているので、興味がある方は読んでみてください。

 

ギア選び2つのポイントと5つのジャンル

ギア選びのポイントとジャンル

 

バイクパッキングで使うキャンプギアは普通のキャンプとは異なります。

初心者の方にありがちなのが、いきなりギアを選ぼうと思って失敗することです。
また、オートキャンプで使っているギアがそのまま使えないことも多々あります。

ここではギア選びに失敗しないために、自転車キャンプ固有のポイントを解説します。

 

ギア選び2つのポイント

「どんなところに気をつけてギア選びをしたらいいの?」という方に向けて、ずばり自転車キャンプのはこの2つがポイントです。

軽量

初心者はベースウェイト7~8kgを目安にしましょう。

 ベースウェイトとは、水・食料・燃料などの消費アイテムを除いた荷物の総重量です。

登山などでなるべく身軽にキャンプすることを「ウルトラライト(UL)キャンプ」と呼びます。

ULの基準は4~5kgになりますが、登山と違い荷物を自転車が運んでくれるため、そこまでの軽さは必要ありません。
また、自転車キャンプではライド用のギアも必要になってきます。

個人的に7~8kg程度で大抵の峠は越えられるレベルになります。

コンパクト

バイクバッグに収納できるサイズ感にしましょう。

バイクパッキングでは自転車にギアを積んで、問題なく走行できるかが重要になってきます。

ギアの重量と収納サイズを意識しながらギアをそろえていきましょう。

 

バイクパッキングギアの5ジャンル

細かいものまで含めると自転車キャンプのギアは全部で50を超えます。

様々な準備物が必要になるので、場面に応じて5ジャンルで分けると考えやすいです。

バイクパッキングギアの5ジャンル

  • 必需品 … 旅行、キャンプで必ず必要になるもの
  • … 宿泊時の住居、睡眠に関係するギア
  • … 行動中、就寝時のウェア
  • … 調理用品、食料に関係するギア
  • 自転車 … 自転車に関係するアクセサリー、工具

 

自転車キャンプの準備物一覧

ギア一覧

 

ここからは実際に必要となるギアを紹介していきます。

オートキャンプでは使っていても、自転車キャンプでは削った方がよいギアもあります。
「必要性」列にそのギアが必須なのか任意でよいのか記載しました。

快適性を重視する方は任意のものも含めて検討してみてください。
初心者の方は予算も限られていると思うので、「必須」のものから購入していくとよいです。

 

「必需品」ギア一覧

ギア必要性ポイント
バッテリー必須1泊であれば10000mAhで十分
ライト必須自転車ライトと兼用可
イヤホン任意骨伝導イヤホンはライド中におすすめ
財布必須最小限のカード類と現金のみ持参
眼鏡・サングラス任意忘れがちなので注意
衛生用品必須オールインワンシャンプーが便利

 

「住」ギア一覧

ギア必要性ポイント
テント・タープ必須テントなら結露が少ないダブルウォールはおすすめ、タープだと大幅に軽量化できる
ペグ必須軽量・頑丈・安価なチタンペグがおすすめ
ポール任意軽量化ならカーボン製
ロープ任意テント付属のものでOK
グラウンドシート任意雨ならあると安心
シュラフ・シーツ必須最低10度まではシーツのみでOK
マット必須収納サイズがコンパクトなエアマットがおすすめ
チェア任意ヘリノックスのような組み立て式は贅沢品

 

「食」ギア一覧

ギア必要性ポイント
バーナー必須最初はガスバーナーがおすすめ
クッカー・マグ必須湯沸かしならチタン、調理にはアルミがおすすめ
カトラリー必須先割れスプーンがあれば大抵のものは食べられる
ライター必須BICのミニライターはスタッキングの定番
テーブル任意石をテーブル代わりに使うことも
クーラー任意収納しやすいソフトクーラーがおすすめ
焚火台任意ソロ用で小型のものがおすすめ

 

「衣」ギア一覧

ギア必要性ポイント
レインウェア必須防水性が高く、汗抜けがよいものを
就寝着必須防寒性を担保しつつ、ライドの疲れが取れるものを

 

「自転車」ギア一覧

ギア必要性ポイント
輪行袋任意輪行する場合は必須
携帯工具必須自分のバイクにあったものを用意
携帯ポンプ必須パンク対策は必須
修理キッド必須パンク対策は必須
パッキングアクセサリー任意追加のパッキングに備えて
ロック必須最低限ちょい乗り防止を

 

リストのメリットと使い方

パッキングリスト

 

自転車キャンプはギア選びの段階から楽しいです。
しかしせっかく準備したギアを忘れてしまうと悲しいですし、最悪帰宅しないといけません。

そのようなことがないためにリストの作成をおすすめします。
ここではリスト作成のメリットと使い方を解説します。

 

リスト作成のメリット

さまざまなギアを頭の中だけで考えるには限界があります。
配布しているリストを使って準備物を可視化するメリットは3つです。

忘れ物対策

まず忘れ物が大幅に削減できます。
私はリストを使うようになって、帰宅しないといけないような重大な物忘れはなくなりました。

配布しているリストはチェックリストとしても活用できます。

準備時間の短縮

準備のスピードが格段に早くなります。
初めのうちは半日かけて準備した挙げ句、前日に急いで買いに行くこともありました。

このリストを使ってからは2時間ほどで準備が完了するようになりました。

改善につながる

持ち物を可視化することで次回の改善に繋げられます。

配布しているリストでは総重量を簡単に把握できます。
また、重すぎた・少なすぎたという反省を次の自転車キャンプに活かすことができます。

 

リスト配布

リストはGoogleスプレッドシート形式で配布しています。
スマホの縦長画面でも使いやすいように工夫しているので、使ってみてください。

編集できない設定になっているため、「コピーを作成」からダウンロードしてください。

パッキングリストのダウンロードはこちら

 

リストの使い方5STEP

リストを最大限活用いただけるよう、使い方について詳しく解説していきます。

このリストを初めて使う方は以下の5STEPになります。

一度作ってしまえば、その後の自転車キャンプはSTEP3~5を繰り返すことになります。
準備だけで2時間で済むようになるので格段にスピードが上がります。

 

リストの使い方5STEP
  • STEP1
    アプリDL(3分)
    (スマホの場合)Googleスプレッドシートのアプリをダウンロード
  • STEP2
    ギアリスト記入(1時間)
    「ギアリスト」シートに所有しているギアと重量を記入
  • STEP3
    持ち物選択(1時間)
    「yymmdd_〇〇キャンプ場」シートに自転車キャンプに持っていくギアと個数を記入
  • STEP4
    パッキングとチェック(1時間)
    記入した持ち物をパッキングしてチェック
  • STEP5
    反省と改善(15分)
    自転車キャンプが終わったら「反省と改善」欄を記入

 

ここからは各STEPを詳しく解説していきます。

同じファイルに記入例シートもあるので参考にしながら使ってみてください。

 

【STEP1】アプリDL(3分)

スマホやタブレッドの場合、Googleスプレッドシートアプリが必要になります。
以下のリンクからアプリをDLしてください。

 

【STEP2】ギアリスト記入(1時間)

「ギアリスト」シートに現在所有しているキャンプ道具を記入していきます。

「[ブランド]:[製品]」「重量(g)」列を記入してください。

  • [ブランド名]:[製品名] … 命名ルールに従って記入すると後で検索しやすいです。
  • 重量(g) … チェックリストとしてのみ使う方は特に記入しなくても大丈夫です。

 

STEP2
赤枠の[ブランド]:[製品]、重量を入力

 

サイトウ
どうしても時間がかかってしまうけれど、次回からは入力の必要はないよ!

 

【STEP3】持ち物選択(1時間)

まず「yymmdd_〇〇キャンプ場」のシート名を自転車キャンプの日付とキャンプ場名に変更してください。

次に「ギア」「製品」「個数」を入力していきます。

  • ギア … 候補から選択します。ない場合、「その他」にするか直接入力してください。
  • 製品 … 「ギアリスト」シートに記載した製品を選択できるようになっています。
  • 個数 … 持っていくギアの個数を入力します。デフォルトで1になっているので複数持っていくギアは変更してください。
  • STEP2で[ブランド]:[製品]で入力しておくと、ブランド名を入力しただけで候補が表示されます。
  • 重量が自動で計算されるので、重すぎないか確認しながら調整してください。

 

STEP3
赤枠のギア、製品、個数を入力

 

【STEP4】パッキングとチェック(1時間)

STEP3で入力したギアをパッキングしながらチェックしていきます。

チェックすることで忘れ物防止になります。

 

STEP4
パッキングしながら赤枠部分をチェック

 

【STEP5】反省と改善(15分)

自転車キャンプが終わったら、「反省と改善」欄を記入します。

忘れないように記入しておけば、次回のキャンプで今回の反省が活かせます。

STEP5
自転車キャンプ終了後、赤枠に反省と改善を記入

 

サイトウ
次回以降はSTEP3~5を繰り返せばOK!慣れてくれば準備は2時間以内に終わります。

 

よりよいバイクパッキング旅を

エンディング

 

いかがだったでしょうか。

自転車キャンプは最初からパーフェクトにこなせるものではありません。
これがバイクパッキングの難しいところでもあり、醍醐味でもあります。

今回配布しているリストを使っていけば、バイクパッキング旅をよりよいものにできると思います。

一緒に自転車キャンプを楽しいものにしていきましょう!