こんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。
自転車キャンプやバイクパッキングで使うサドルバッグって悩みますよね。
- キャンプ目的にはどんなものがよいのか。
- 自分の自転車にはちゃんと取り付けられるか。
こんな不安はありませんか。
私も最初は不安や悩みがあり、いろいろなバッグを試してきました。
そして今もフィールドでテストを繰り返しています。
今回はそんな私がおすすめのサドルバッグを8つ紹介します。
紹介しているものはユーザが多いものや私が実際に使っていてよいものなので、自信をもっておすすめします。
- サドルバッグにはどんな種類があるのか知りたい
- バッグ選びの注意点を知っておきたい
- ずばりおすすめのサドルバッグが知りたい
サドルバッグ以外のバイクバッグにどんな種類があるかはこちらの記事で解説しています。是非チェックしてみてください。
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こんにちは。自転車キャンプ歴4年のサイトウです。 自転車キャンプやバイクパッキングで使うフロントバッグって悩みますよね。 キャンプ目的にはどんなものがよいのか。 自分の自転車にはちゃんと取り付けられ[…]
この記事の結論
まずこの記事で伝えたいことをまとめました。
気になる方はこの後解説しているので読んでみてください。
- サドルバッグは大きく2種類
- サドルバッグ(横型)
- シートバッグ(縦型)
- サドルバッグ選びの注意点は3つ
- サドルループの要否
- タイヤクリアランス
- 容量の確保
サドルバッグの種類
サドルバッグは大きく2つの種類があるので、比較しながら解説していきます。
①サドルバッグ(横型)
サドルループを使用して固定する横型のサドルバッグです。
最近ではほとんどのものがサドルだけでなく、フロントバッグとしても利用可能です。
また、開口部はフラップ型やロールトップ型のものが多く、荷物が出し入れしやすい特徴があります。
この形状のバッグはイギリスのCarradiceというブランドが発祥となり、昔から使われてきました。
近年ではSwift IndustriesやUltraromanceさん(バイクパッキングのレジェンド)によって普及しています。
②シートバッグ(縦型)
サドルレールとシートポストを使って固定する円錐形のバッグです。
縦長の形状なので、グラベルやダートなど自転車を押す場面でも邪魔になりづらいです。
また、横型のサドルバッグより比較的軽量になります。
最近のキャリアを使用しないバイクパッキングスタイルの流行とともに普及し、軽量さを重視するライダーに好まれています。
サドルバッグとシートバッグの比較
サドルバッグかシートバッグかで迷う方も多いと思うので、それぞれの特長を比較しました。
以下を参考に自分のスタイルに合う種類をチョイスしてみてください。
サドルバッグ | シートバッグ | |
---|---|---|
容量 | WIN 15L前後 | LOSE 10L前後 |
重量 | LOSE 500g~1,000g | WIN 300g~700g |
防水性 | LOSE 防水素材少ない | WIN 完全防水多い |
ギアの出し入れの容易さ | WIN ギアへアクセスしやすい | LOSE ギアへアクセスしづらい |
設置のしやすさ | LOSE 主にストラップ式 | WIN 主にホルスター式 |
ライド中の安定性 | WIN 横ブレ少ない | LOSE 横ブレ多い |
日常使いの汎用性 | WIN 日常で使いやすいデザイン | LOSE 日常使いしづらいデザイン |
サドルバッグ選びの注意点
まずサドルバッグを選ぶにあたっての注意点を解説していきます。
①サドルループの要否
ほとんどの横型のサドルバッグは、サドルループにストラップで固定します。
お持ちのサドルにループがない場合は、
- サドルループの必要がない縦型のシートバッグを選択する
- サドルループを後付けできるアタッチメントを取り付ける
のどちらかになります。
バッグ選びの前にサドルループがあるかどうか確認してみてください。
サドルループを追加できるおすすめのアタッチメントはこちら!
②タイヤクリアランス
バッグの底とリアタイヤの間のクリアランスを確保する必要があります。
特に横型のサドルバッグの場合は深底なものが多く、タイヤと擦れることがよくあります。
どうしてもクリアランスが確保できない場合はリアキャリアを組み合わせて摩擦を防止しましょう。
おすすめのリアキャリアはこちら!
③容量の確保
初心者の方は容量の目安を10L以上にしましょう。
自転車キャンプでは、トータルで30~40Lの容量が必要になります。
容量の稼げるフロントバッグ、サドルバッグは最低10Lは確保しましょう。
特にギアの軽量コンパクト化が進んでいない初心者のうちはストレージを確保しておくのが無難です。
おすすめのサドルバッグ8選
それでは上記で紹介した種類ごとにおすすめのサドルバックを8つ紹介します。
よい点、イマイチな点も含めて解説していきます!
比較表
8つのバッグの比較表を作成しました。
気になるものがあったら製品名のリンクからジャンプできます。
容量 | 重量 | 防水性 | 価格 | ||
---|---|---|---|---|---|
サドルバッグ (横型) | Swift Industries: Zeitgeist | 12L | 589g | ⚪︎ | 36,300円 |
Ron’s Bikes: Fabio’s Chest Small | 公表なし (推定15L~) | 約1,000g | △ | 57,200円 | |
Carradice: Super C Saddlebag | 23L | 900g | △ | 25,300円 | |
Carradice: Cambrian Lightweight Audax Saddlebag | 9L (最大17Lまで拡張) | 600g | △ | 13,400円 | |
シートバッグ (縦型) | ORTLIEB: Seat-Pack QR | 11L | 625g | ◎ | 30,800円 |
Apidura: Expedition Saddle Pack Medium | 14L (9L, 17Lの展開もあり) | 350g | ◎ | 20,400円 | |
Topeak: Backloader Seat Bag | 15L | 565g | ⚪︎ | 13,750円 | |
Fairweather: Seat Bag | 3L~6L | 320g | ⚪︎ | 16,060円 |
サドルバッグ(横型)のおすすめ
Swift Industries:Zeitgeist
スペック
容量 | 12L |
---|---|
サイズ | W32~48×H19×D18cm |
素材 | Ecopak |
防水性 | ○ |
重量 | 589g |
価格 | 36,300円 |
GOOD/BAD
GOOD
- ボレーストラップによりバイクへの付け外しが簡単
- どのバイクでも使用可能な12Lのサイズ感
- ストラップが伸展するため、容量の拡張が可能
- Ecopakなどの機能素材により、比較的軽量
BAD
- 開口部がフラップと巾着型の二重構造で、荷物の取り出しが面倒
- シートポストと固定するストラップがあまり機能しない
Ron’s Bikes:Fabio’s Chest Small
スペック
容量 | 公表なし(推定15L~) |
---|---|
サイズ | W26 x H22×D20cm |
素材 | Waxed Cordura |
防水性 | △ |
重量 | 約1,000g |
価格 | 57,200円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- バイクへの付け外しが簡単
- Waxed Corduraの耐久性
- フラップが折り返し式で荷物の出し入れが簡単
- フラップ部が54cmまで伸びるため、容量が大きい
BAD
- 他のバッグと比較してかなり重い
- 深底のデザインのため、タイヤクリアランスの確保が難しい(要キャリア)
Carradice:Super C Saddlebag
スペック
容量 | 23L |
---|---|
サイズ | W24 x H27 x D33cm |
素材 | Waxed Cotton |
防水性 | △ |
重量 | 900g |
価格 | 25,300円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- 23Lでサドルバッグの中では容量が大きい
- サドルバッグの発祥ブランドのクラシックなデザイン性
- Crradiceによる生涯保障サポートがある
BAD
- Fabio’s Chestほどではないが、Waxed Corduraのため比較的重い
- フラップが伸展しないため拡張性は低い
- 深底構造のためキャリアは必須
Carradice:Cambrian Lightweight Audax Saddlebag
スペック
容量 | 9L(最大17Lまで拡張) |
---|---|
サイズ | W40 x H14 x D28cm |
素材 | Codura |
防水性 | △ |
重量 | 600g |
価格 | 13,400円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- 比較的軽量(Carradiceの中では最軽量)
- コストパフォーマンスが高い
- Crradiceによる生涯保障サポートがある
- カラーバリエーションが豊富
BAD
- 比較的容量は少ない
- フラップが伸展しないため拡張性は低い
シートバッグ(縦型)のおすすめ
ORTLIEB:Seat-Pack QR
スペック
容量 | 11L |
---|---|
サイズ | W48 x H28 x D22cm |
素材 | PS21R/PS33 |
防水性 | ◎ |
重量 | 625g |
価格 | 30,800円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- ドロッパーポストに対応
- クイックリリース機構でサドルレールへの取り付けが簡単
- 独自のクランプシステムを採用していて安定性が高い
- バンジーコードやデイジーチェーンなどにより拡張性が高い
BAD
- クイックリリース機構分の重量があり、比較的重い
- 適切に取り付けるためにパッキングの工夫が必要
Apidura:Expedition Saddle Pack Medium
スペック
容量 | 14L(9L, 17Lの展開もあり) |
---|---|
サイズ | W31-60 x H15 x D30.5cm |
素材 | TPUハイパロン |
防水性 | ◎ |
重量 | 350g |
価格 | 20,400円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- 最軽量級
- 独自のハイパロン素材による完全防水と高耐久
- 取り付け方法がシンプル
BAD
- コンプレッションしづらい
Expedition Saddle Pack の購入はこちら
Topeak:Backloader Seat Bag
スペック
容量 | 15L |
---|---|
サイズ | W67 x H28 x D18cm |
素材 | ポリエチレン/ナイロン |
防水性 | ○ |
重量 | 565g |
価格 | 13,750円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- エア抜きバルブを搭載しており、コンプレッションしやすい
- 比較的バッグとタイヤ間のクリアランスに余裕がある
BAD
- シートポストに固定するバックルが大きく、取り付けづらい
- バッグ自体には防水性はなく、付属のスタッフサックを使用する必要がある
Fairweather:Seat Bag
スペック
容量 | 3L~6L |
---|---|
サイズ | W28~48 x H14 x D16cm |
素材 | X-PAC |
防水性 | ○ |
重量 | 320g |
価格 | 16,060円 |
補足 | – |
GOOD/BAD
GOOD
- 完全防水ではないが、比較的耐水性は高い
- バンジーコード付きで拡張性がある
- ポケットが付いており、小物の収納に役立つ
BAD
- 比較的容量が少ない
自分のスタイルから選ぼう
気に入ったバッグは見つかったでしょうか。
- キャンプやクラシックなスタイル重視の人は横型サドルバッグ
- ライド重視の人は軽量でキャリア不要の縦型シートバッグ
など自分のスタイルが定まってくるとバッグも検討しやすいです。
こちらの記事で代表的なパッキングのスタイルについて解説しているので是非参考にしてみてください。
こんにちは!歴3年計100泊以上自転車キャンプしているサイトウです。バイクパッキングビギナー向けに情報を発信しています。突然ですが初心者のうちは「自転車キャンプをしてみたいけれど、どんな装備をすればよいかわからない」と悩んでいる[…]
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